月刊「人事マネジメント」の9月号から、新しい連載「真説 グローバル人材の要件」の掲載が始まりました。6回シリーズのオープニングは多様性がテーマです。少子高齢化で人材採用難の日本において、多様性は人材確保の武器になりえます。
一般的に多様性というと、まだ性別「男性vs女性」と誤解されがちですが、広い意味での多様性の推進は「年齢・人種・宗教・LGBT・障がい」などが多様であることを活かし、企業の競争力につなげる取り組みです。記事では、NYウォール街の本社から正統派ユダヤ人が来日して、ホテル・食事の手配がそれはそれは大変だった例を、「宗教」が職場に与える影響の具体例として挙げています。
LGBTについても触れ、米国カリフォルニア州に本社がある外資企業に勤めていた時、直属の上司がゲイであることを公言していて、パートナーが同じ部にいるという複雑な人間関係だった話を取り上げ、LGBT自体は仕事の生産性になんら影響を及ぼさないという事実をお伝えしています。
今回の記事は、多様性に違和感を感じるのは慣れていないからで、違和感を乗り越えると新しいアイディアが生まれ、やる気に満ちた職場を形成することができると、多くの方にわかってもらいたいという一念で書きました。
Comments